松村台東区議がLGBT差別発言を撤回、謝罪 当事者の反応は?

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2023.10.29

本会議 冒頭で発言し謝罪 取り消しを申し出る

 9月20日、東京都台東区議会で行われた一般質問で、自民党の松村智成議員が「偏向した教材や偏った指導があれば(子どもを)同性愛に誘導しかねない」などと発言し、批判を浴びている問題で、松村区議は26日の本会議で発言を撤回、謝罪しました。ただ、謝罪撤回した点は2ヶ所のみ。LGBT.jp編集部では、議会を傍聴した当事者などの話を聞きました。

わずか2分の出来事

 まず、松村議員は26日午後2時すぎから始まった本会議の冒頭に発言を求め、「9月20日の私の一般質問において、議員として配慮に欠ける表現があり、それにより傷ついた皆様に対しまして、この場をお借りしてお詫び申し上げます」と謝罪しました。

 続けて、松村議員は取り消す発言は次の2点だとしました。
「こういった偏向した教材や偏った指導があれば同性愛へ誘導しかねません。男か女それ以外などの性自認の問題を偏って指導することは本当に不必要だと私は考えます」

 「こうしたなか道徳の教科書では同性婚の法的容認を求めるような編集も見られます。こういった教科書の記述で学べば、指導する教員によっては、同性婚や選択的夫婦別姓といった制度を認める世の中にしていかなければならないと、一方的な思想が生徒・児童に押し付けられる可能性があります」

次ページには松村議員の謝罪動画も

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