第2回浜松プライドが開催。パレードでは約350人が声あげる

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浜松駅前がレインボーに染まった

 第2回目となる「浜松レインボープライド」が8日から2日間の日程で開催されました。9日には浜松駅前の繁華街を歩くパレードが開催、約350人(lgbt.jp調べ)が参加、「Happy Pride!」と声をあげました。

 時折、小雨が降る天候の中、高架下の会場にはたくさんの人が集まりました。色とりどりのテントには、地元浜松で営業している飲食店のブースも登場。ハンバーガーや沖縄料理、メキシカンなど多様なキッチンカーが集まりました。また、地元の和菓子店はこの日のためにレインボー饅頭を出品。白いふわふわの生地の中にはレインボー餡がぎっしりで、道ゆく人も興味深そうに覗き込んでいました。

天道清貴さんのライブも!


 ステージでは天道清貴さんのミニライブが開催され、ヒット曲「The Only One」やミーシャさんへの提供曲「あなたにスマイル」も披露されました。演奏はギター、キーボード、ドラムと地元浜松の当事者がステージに。清貴さんは「レインボープライドで生演奏は初めて」と興奮ぎみに話していました。

 ステージ後のトークでは「自分がゲイと気づいたのは小学校のとき。好きな男の子ができ、好きと言えずラブレターを家のポストに入れた」とのエピソードも披露。「その後、遊びに行くと、男の子のお兄さんから『ホモが来た』と言われ、(男の子が好きと)言ってはいけないことと気づいた」と社会の理解がいかに必要かを話す場面もありました。しかし、その後アメリカに渡り「男性同士が手を繋いで歩いているのが当たり前の世界」に触れ、リッキーマーティンのカミングアウトにも刺激を受け、「自分にできることは何か」と考え、みずからカミングアウトした経緯を話しました。

地元企業も参加!「Happy Pride!」

 パレードは14:00ちょうどにスタート。ドラァグクイーンが乗ったフロートを先頭に元気よく出発。各地のパレードの旗を先頭に約350人が1時間かけて市内を練り歩きました。第1〜第3までに別れたフロートでは、各地の当事者団体のほか、家族連れやペットの犬と一緒に参加する人など和やかな雰囲気に。NTTの職員はお揃いのTシャツで登場、存在感を示していました。また本社が浜松にあるYAMAHAは外国人従業員と一緒に参加し「Happy Pride!」と声をあげました。

YAMAHAからは外国人従業員の姿も。記念撮影をしたり楽しそうに参加。

前日のパネルディスカッションに参加した小野春さん(左)の姿も

当事者参議院議員石川大我さんも参加

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