ドイツで法的性別変更を簡易化する法案が可決

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写真上 オラフ・ショルツ独首相(Xより)

ドイツ議会は12日、理由や診断書などを提示することなく、住民登録役場で簡単な登録申請を行うだけで法律上の性別を変更できるようにする法案を可決しました。
14歳未満の場合、保護者が申請書を提出することができ、14歳以上の未成年は自身で提出できますが、保護者の同意が必要になります。いずれの場合も、未成年者はカウンセリングを受ける必要があります。

他者から何も奪うことなくマイノリティーを尊重する新法案

オラフ・ショルツ首相(社民党)は、新法案は「他者から何も奪うことなく、トランスジェンダー、インターセックス、ノンバイナリーの人々を尊重」しているとコメントしました。ドイツは、保守派のキリスト教民主同盟(CDU)と中道左派の社民党(SPD)の連立でCDUのメルケル政権が16年間続き、18年から副首相を務めていたショルツさんのSPDは21年の総選挙で第1党に躍進し、第2党の緑の党と、自由民主党を加えた3党連立を樹立し、ショルツ首相が誕生しました。

欧州で多数の国がすでに法案を可決

同様の法律は、ヨーロッパですでにベルギー、スペイン、アイルランド、ルクセンブルク、デンマークも法律上の性別変更を簡易化する法案を可決しています。

参考

AFP https://www.afpbb.com/articles/-/3514739?cx_part=search

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