ヨハネスブルグでプライド行進

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南ア・ヨハネスブルグのプライド行進
反同性愛法下を逃れたウガンダ人先頭に

アフリカ大陸で唯一、同性婚を合法化(2006年)している南アフリカ。10月28日、アフリカ最大の都市ヨハネスブルグで、プライドを祝うために2万4千人が行進し、同性愛者の関係を、死刑を含む違法としている30カ国以上に及ぶアフリカ全土のLGBTQ+コミュニティへの支援を訴えて、歌い、踊りました。

死刑導入のウガンダから逃れたゲイ男性が先頭に

これまでも同性愛を違法としていたウガンダは今年5月に、特定の同性愛行為に死刑を規定した「反同性愛法」(AHA)を制定したことにより、主に個人によるLGBTQの人々に対する虐待が広がっています。ゲイの男性、マンデラ・スワリさん(25)は、ボーイフレンドと家にいるところを家主に見つかって逮捕され、保釈中に2021年に国外へ逃亡し、28日のヨハネスブルグのプライド行進の先頭に立ちました。

まるで家にいるような気分です

顔をグリッターで塗り、ウガンダの国旗を身に着けたスワリさんは、2万4千人の参加者と6キロの行進を終えた後、「これが、私が持つべき空間であり、家族です。まるで家にいるような気分です」と笑顔で語りました。

アフリカのLGBTQコミュニティのために

ヨハネスブルグプライドを組織するケイ・アリーさんは「私たちは、ウガンダのために行進することです。自分たちのために行進できないアフリカのLGBTQコミュニティのために行進することです」と、今回の目的を語りました。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック以来、初開催となる昨年の同市でのプライド行進は、米国がテロ攻撃の可能性を警告したため中止されました。このことが、「今年のイベントに対するLGBTQ+コミュニティの熱意を高めるだけだった」とアリーさんは強調しました。続けて「アフリカで起こっているあらゆる出来事と同様に、プライドへの渇望が、私たちが街頭に出て、派手な装いで出てきて、自分たちの正当性を主張する必要性をさらに高めています」とロイターの取材に語りました。

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