トランスジェンダーでノンバイナリーのアーティストTayのバンド「FVNERAL」の紹介

エンタメ

今回は、筆者の最近ハマったオーストラリアのバンド・FVNERALを紹介します!
中心となっているのは、トランスジェンダー/ノンバイナリーのソングライター、プロデューサーであるTay Blunt(テイ・ブラント)。

FVNERAL(フューネラル)を知ったきっかけは、私が以前から好きだったオーストラリアのミュージシャン、Ben Leeが来日ライブを行うと知ったことでした。2026年10月9日に大阪で開催された「Ben Lee × mophing people JAPAN TOUR 2026」。そのオープニングアクトとしてFVNERALが出演するというので、それなら、せっかくだし聴いてみよう!
そんな軽い気持ちでミュージックビデオを再生したのですが……これが、めちゃくちゃ良くてハマりました。
みんなにも聴いてほしい!Tay Blunt(テイ・ブラント)を知ってほしい!
そんなわけで、今回はFVNERALを紹介します。

SAD SONGS FOR CUTE QUEERS

バンドの掲げている言葉は、「SAD SONGS FOR CUTE QUEERS」
直訳すれば「キュートなクィアたちのための悲しい歌」

Tayはインタビューで、悲しいアルバムをつくろうとしたわけでも、悲しい曲を書こうとしたわけでもないと語っています。自分が真実だと感じることを書きながら、自分自身や世界について理解を深めようとしているのだそうです。

そして、自分たちが経験してきたことを歌にするのは、暗闇に対するひとつの勝利でもある。聴く人にも、そのなかにある希望を感じてほしいと話しています。

(出典:[Suzie Scribblesのインタビュー](https://suziescribbles.com/interview-fvneral/))

「SAD SONGS FOR CUTE QUEERS」こんな言葉をテーマにして、繊細な歌詞とメロディで自分の感情を表現して共有してくれる。音楽によって自分と似た誰かの存在を知り、孤独を感じているリスナーに居場所を提供してくれる。そんなバンドだと筆者は思っています。

バンドのフロントマンTay Blunt(テイ・ブラント)

まずは、FVNERALの中心人物であるTay Blunt(テイ・ブラント)について。

Tayは、オーストラリアを拠点に活動するトランスジェンダー/ノンバイナリーのソングライター、プロデューサーです。音楽プロジェクトであるFVNERALを通じて、自身の経験や感情、クィアとして生きることなどを作品にしています。

Tay超かっこいいです
インスタグラムなどで見るTayは、とにかくおしゃれ。すらりとした長身に、独自のスタイル。スーパースターの風格が漂っています。

ただかっこいいだけではなく、どこか繊細さも感じられる。その雰囲気が、FVNERALの音楽ともよく合っているのです。

そして、実際にライブでTayを見たときのこと、写真や映像で見る姿からはクールな印象を受けていたのですが、笑うととてもかわいい!
生で観てさらに大好きになりました🩷

このtayはヘドウィグを彷彿させます

音楽をつくるだけではない、Tayの活動

Tayは、音楽ジャーナリストのEllie Robinsonとともに、TRANSGENREという音楽フェスティバルを立ち上げています。トランスジェンダーやノンバイナリーなど、ジェンダー・マイノリティのアーティストが表現できる場所をつくる取り組みです。

Instagram TRANSGENRE https://www.instagram.com/transgenre_au/

音楽業界で多様なアーティストの活躍の場を広げるために、問題を指摘するだけではなく、自分たちでイベントを立ち上げ、実際にステージをつくる。これは、とても意義のある活動だと思います。

ステージの上に、自分と似た経験や背景を持つ人が立っている。その姿を見ることは、まだ自分の居場所を見つけられずにいる誰かにとって、大きな意味を持つかもしれません。

Tay自身、成長するなかで身近にクィアの人たちの姿が見えなかったとき、音楽やアートを通して、自分と似た人たちが世界にいることを知ったと語っています。かつて自分が音楽を通して見つけたつながりを、今度は自分が表現する側となって、誰かに届けようとしているのです。

この活動については、[Tayへのインタビュー「Interview: FVNERAL on their love letter to their chosen family」](https://suziescribbles.com/interview-fvneral/)でも詳しく語られています。

アーティストとして自分の思いを表現するだけではなく、ほかのアーティストが活躍できる場をつくり、コミュニティを育てていく。そんなTayの姿勢にも、私は惹かれます。

FVNERALの音楽

さて、ここからは音楽の話です。
私が最初に見たFVNERALのミュージックビデオは、「FROZEN LASAGNE」でした。

好き!

私は40代なのですが、これまでNirvanaやWeezer、Elliott Smith、Placeboなどを聴いてきました。そうしたグランジやオルタナティブロック、エモロックが好きな人なら、FVNERALは大好物ではないかと思います。
もちろん、FVNERALはそれらのバンドの焼き直しではなく、そこには今のTayならではの繊細さや、独特の美しさがあります。

そして、「hate u」

ライブではBen Leeを観るのが一番の目的だったはずなのに、気がつけばFVNERALのステージも楽しみで仕方がなくなっていました。

最後に、これは私の個人的な願望なのですが……。
いつか日本のLGBTQ+のパレードやイベントでも、FVNERALのライブが観られたらいいな!
(10月12日(祝)渋谷 チェルシーホテル:OPEN 16:00 / START 17:00「Ben Lee × mophing people JAPAN TOUR 2026」オープニングアクトで出演されます!間に合えばチェックしてください!)

SAD SONGS FOR CUTE QUEERS
悲しい歌と、キュートな私たちのために

これからもFVNERALを追いかけていきたいと思います。

FVNERAL LinkTree https://linktr.ee/fvneralworld

特集記事

特集コンテンツ

お悩み相談
TOP